今朝はまた特別に寒い朝を迎えました。今週22日はお庚申様の宵祭りです。浅間温泉には市内梓川上野にある真光寺の分祀の庚申堂があります。毎年、その年で一番早い暦上の庚申(かのえさる)の日に「初庚申」が行われています。市内からも多くのお客様が祈願に訪れ、だるまを買い求める方で温泉街はにぎやかになります。ホットプラザ浅間前ではお汁粉や豚汁、甘酒の振る舞いもあります。寒い中、参拝の途中に是非お寄り下さい。ところでお庚申といえば猿ぼぼです。地方が違えばくくり猿というのだそうです。母は猿ぼこといっています。猿ぼぼは猿の赤ん坊だそうです。災いが去る(猿)と言って、縁起の良い物とされています。全身、赤い体をしています。目鼻口はありません。綿を赤い布で覆って縫われた小さなお人形です。その姿は手足をくくられ屈曲したお猿さんが体を動かせない姿です。それは人間の中にある欲望にたとえられ欲望が悪いことをしないようにくくりつけられているのだそうです。無事を報告し手を合わせたら昨年お預かりした猿ぼぼをお戻しし倍に増やした猿ぼぼを新たにお供えします。最近ではお守りや厄除けとしてアクセサリーやストラップなどおみやげで売られている地方もあるそうです。時代は変われど人々の無病息災を願う気持ちに変わりはありませんね。
初庚申
2013.02.17四季のトピック